石川県自動車販売店協会が発表した新車販売速報によると、2021年度の販売台数は20年度比で4.6%減の4万7,188台だった。前年度実績を下回るのは3年連続となる。
登録者(普通車のこと)は2.1%減の3万45台、軽自動車は8.6%減の1万7,143台だった。半導体部族に伴う納車遅れから、需要に供給が追い付かなかったことが影響したとみられる。
年度ごとの販売台数は平成初期には8万台を超えていたが、徐々に減少傾向に。最後に6万台を上回ったのは06年度で、その後はおおむね5万台を上回って推移し、コロナ禍に入って20、21年度は2年連続で5万台を切っている。
共同通信社の配信記事によると、全国規模では前年度比9.5%減の421万5,826台で、石川県と同じく3年連続で減少した。台数は1976年度以来45年ぶりの低水準だった。
主要ブランド別では、三菱自動車のみが前年度を上回り、トヨタやホンダ、日産など他のブランドは減少した。