石川県の新車販売、2021年度は4.6%減の4万7,188台 / 3年連続の前年度実績割れ

石川県の新車販売、2021年度は4.6%減の4万7,188台 / 3年連続の前年度実績割れ

2022年4月2日

石川県自動車販売店協会が発表した新車販売速報によると、2021年度の販売台数は20年度比で4.6%減の4万7,188台だった。前年度実績を下回るのは3年連続となる。

登録者(普通車のこと)は2.1%減の3万45台、軽自動車は8.6%減の1万7,143台だった。半導体部族に伴う納車遅れから、需要に供給が追い付かなかったことが影響したとみられる。

年度ごとの販売台数は平成初期には8万台を超えていたが、徐々に減少傾向に。最後に6万台を上回ったのは06年度で、その後はおおむね5万台を上回って推移し、コロナ禍に入って20、21年度は2年連続で5万台を切っている。

共同通信社の配信記事によると、全国規模では前年度比9.5%減の421万5,826台で、石川県と同じく3年連続で減少した。台数は1976年度以来45年ぶりの低水準だった。

主要ブランド別では、三菱自動車のみが前年度を上回り、トヨタやホンダ、日産など他のブランドは減少した。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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