「スーパーセンター ムサシ」を展開するアークランズ(新潟県三条市)は2022年4月14日までに、2021年(昨年)5月に営業を終えた「イオン御経塚ショッピングセンター」跡地(野々市市御経塚2丁目)の開発に関し、レストラン事業者の募集を始めた。
面積は最大1,200坪という広大さだ。
23年に開業予定
アークランズはイオン御経塚跡地で、ヤマダホールディングス(群馬県高崎市)とともに、新業態の複合商業施設を建設する予定。14日付の建設工業新聞によると、3階建てで延べ床面積6万㎡超という広さの施設になり、23年に開業するらしい。
この点、アークランドサカモトに問い合わせると「担当者がいないので、日を改めて折り返す」とのこと。お待ちしております。
もっとも、ここで筆を置くようでは「元・記者」の名が廃る(すたる)。
そこで、久しぶりに現地を訪れてみると、国道8号沿いに立つ、割と新しそうな看板が目に入った。イオン御経塚跡地の開発に伴う出店を呼び掛ける内容で、募集対象は「地元食材を生かしたレストラン事業者」。写真の通り、面積は最大1,200坪となっている。
で、1,200坪って大きいの??
さて、1,200坪(=約4,000㎡)というと、どれぐらいの面積だろう。地方でも都市部なら一般的な住宅地は50坪弱だろうから、宅地なら20区画余り。バスケットボールのコートは約130坪なので、9~10面分ぐらいか。
小売り・外食で言うと、ドラッグストア「ゲンキー」の標準店は300坪(おそらく売場面積を指す)。外食大手すかいらーくグループはホームページで、ファミリーレストラン「ガスト」、しゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ葉」などの出店候補地を募集するに当たり、地方の路面店の条件として「敷地面積200~600坪」と記述している。
つまり「1,200坪」は、ドラッグストアやファミレス3~5軒分の広さということ。
うん、大きい。
このコロナ禍でそこまで大きな店を出せる飲食業者があるかは分からないが「~1,200坪」なので、分割で賃借することもできそうだ。あるいは、いくつかの店が集まったフードコートやレストラン街みたいな感じを念頭に置いているのかも知れない。「我こそは」という方は、ぜひ。
それにしても、敷地が広大で、交通量の多い交差点に面して目立つ同所。さらなる進展が待ち遠しい案件である。
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