マンションデベロッパーの穴吹工務店(高松市)は18日までに、金沢駅金沢港口(西口)近くの金沢市広岡2丁目で用地を取得した。「サーパス」ブランドを手掛ける同社だけに、分譲マンションを新設するとみられる。
2022年4月18日付の建設工業新聞が報じた。
※続報は以下のリンクから
取得した用地はもともとイセ食品(東京)の金沢営業所があった場所。大通りから少し入った、奥まった場所にある。
市街化区域の第二種住居地域に指定されており、20m高度地区となる。つまり、マンションで言えば基本的に6、7階ほどの建物しか建てられないということだ。
金沢市内ではタカラレーベン(東京)が大手町で7階建てで高級志向のマンション「ザ・レーベン金沢城大手門」を手掛けたことがある。高さ制限の厳しい中、各住戸の単価を上げることで収益をあげる仕組みだろう。
この点、穴吹工務店が取得した土地は金沢駅まで、Googleマップでは道なりに徒歩8分ほど。駅前は近年、駅まで2、3分の範囲でたくさんの分譲マンションが供給されたことを考えると、それらと比べて立地面の優位性はなく、高級路線は難しい気がする。
立地を良く捉えれば、駅近くの割に大通り沿いではなく、落ち着いた住環境だと思うので、都会から移り住んできたファミリー層などにはウケが良いかもしれない。どんな物件が構想されるか楽しみである。