北陸銀行、福岡銀行、京都銀行は2022年4月28日、星野リゾート・リート投資法人に計9億円を融資する。
同投資法人は4月28日が最終返済期日となる借り入れがあり、今回の融資は既存借入金の借り換えに該当する。無担保・無保証で、金利は基準金利+0.300%の変動金利を適用。最終返済期日は2025年4月30日。
今回は全体で61億5,000万円をメガバンクや政府系金融機関、地銀から借り入れる計画で、北陸銀行など3行による融資は、この61億円の内数となる。
星野リゾート・リート投資法人は星野リゾート(長野県軽井沢町)がスポンサーで、ポートフォリオ内に北陸3県の4施設を組み込んでいる。
「4施設」とはANAクラウンプラザホテル金沢(金沢市、取得価額66.0億円)、ANAクラウンプラザホテル富山(富山市、同40.0億円)、界 加賀(加賀市、同31.6億円)、チサンイン福井(福井市、同6.4億円)のこと。
星野は金沢・竪町でホテル運営を受託
さて、北陸での星野リゾートグループの事業展開と言えば、当サイトが立て続けにスクープした、金沢・竪町のホテル運営受託が話題だ。
※過去記事は以下のリンクから
竪町のホテルは「OMO5」というブランドで、5月20日に開業する。
それにしても、せっかく、もうすぐ繁忙期のゴールデンウィークなのに、なぜあえて連休を外して開業するのか。いきなり満室続きなら弾みもつくだろうに、わざわざ中途半端な時期にオープンしなくても…。
関係者によると、星野側は新規採用スタッフの教育や実際の運営業務が滞りなく進むため、一定以上の準備期間が必要という考えがあったらしい。確かに、開業早々に繁忙期を迎えてバタバタになり、手抜かりがあってはブランドに傷がつく。
つまり「中途半端な時期」だからこそ、5月20日のオープンに決めたということのようだ。