2022年4月25日の日経電子版によると、富士通はスキャナー事業を手掛ける子会社PFU(かほく市)を、リコーに売却する方針を固めた。
富士通は保有する株式の8割を約800億円で売却し、企業向けソフト開発に注力するらしい。
PFUは1960年、合名会社ウノケ電子工業として創立した。1987年に現社名。業務用スキャナーでは世界シェア1位のはず。2020年度の売上高は1,345億円で、社員数は4,491人(21年7月時点)。資本金は150億円となっている。
26日は両社(富士通とリコー)が「検討は事実だが、決定はしていない」とのコメントを発表。大切なのは「検討は事実」の部分。こういう場合、大抵は既に話がまとまっていて、正式な意思決定を前にして、先に日経に書かせた、というパターンが多い。
ちなみに、報道を受けて富士通の株は26日午前、前日終値比3.9%高い19,445円まで買われる場面があった。