北國フィナンシャルホールディングス(HD、金沢市)は27日、政策保有している上場企業の株式を原則として全て売却し、株式の持ち合いを解消する方針に転換すると発表した。
保有先とは売却の期限を設けすに対話するが、ひとまず、2025年度末(26年3月末)までに半減させることを目標としている。
同HDによると、安定株主としての政策保有は投資家や市場からの規律付けの阻害要因となる。同HDの資本効率の観点からも課題だったらしい。
同HDは株式持ち合いの解消により、自社のガバナンス強化に加え、市場の健全な発展に資すると考えている。株式を売却したことで得られた資金は、非上場企業の成長に向けた資本に充てる。