旅館経営の加賀屋(七尾市)は2022年5月10日、あわら温泉(あわら市)の老舗旅館「つるや」を取得した。2023年度末に控えた北陸新幹線敦賀開業を見据え、延伸地域での宿泊需要の伸びを吸収する狙いがあるとみられる。
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つるやは1884(明治17)年創業で、ホームページによると、客室は和室が20室(定員は計120人)あり、客室ごとに造りが異なるこだわりぶり。食事処、130畳の宴会場、2つの大浴場、プライベートバー、カラオケルームなどを備える。駐車場は40台分ある。
加賀屋は1906(明治39)年創業で、12室の旅館から事業を始めた。81(昭和56)年には「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で初の総合1位に輝く(2015年まで36年連続で総合1位)。
現在は「加賀屋」「あえの風」「虹と海」などの旅館を経営するほか、食品加工業や宿泊コンサルティング業、洋菓子店経営なども手掛ける。グループ従業員数は800人となっている。