金沢市戸板西2丁目の家電量販店「ジョーシン金沢本店」内に、2022年6月4日、従来のおもちゃ売り場を強化した、北陸初の「スーパーキッズランド」がオープンした。久しぶりに百万石行列を見た後、急いでオープン当日の店舗を訪問してきたので報告する。
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広さは変わらず??
意外だったのは、おもちゃ売り場の面積がジョーシン金沢本店の売り場の4分の1ほどで、広さ自体は改装前と大きく変わっていないこと。
では、改装前後でどこが変わったのかと言うと、筆者が見る限り、陳列棚の数が増え、高さも出したことで、スペース当たりの陳列アイテム数が増えたように見える。とは言え、子ども向けの玩具は、まさかコストコやドン・キホーテのように大人が仰ぎ見るほどの高さには並んでいるわけではなく、だから圧迫感もない。
最も大きな特徴は「スーパーキッズランド」の売り場のうち、おそらく半分近くをプラモデルや鉄道模型などのホビー売り場が占めていることだろう。
ガンダムのプラモデル売り場を覗くと、割引後の販売価格が2万円を超える商品もあって驚いた。それだけの価格になると、普通は子どもに手が出るはずがないので、スーパーキッズランドの半分近くは大人向けのようにも思える。
写真の看板には「キッズランド」と書いてあるが、実際は半ば「おじさんランド」である。売り場を覗くと、そっち半分は大人しかいなかった。
思えば、金沢市福久の「イオン金沢店」の3階にも、2021年3月13日に「日本最大級のホビーショップ」をうたう「TamTam(タムタム)金沢店」ができた。プラモデルやラジコン、フィギュアなどを扱う店舗の隣に、ラジコンを走らせるコースがある店だ。
先日、遅ればせながら初めて様子を見に行ったところ、オープンから1年以上を経た今も元気に営業していた。
こうして見ると、大人向けの売り場が拡大傾向にある気がする。これも少子高齢化の影響なのだろうか。あるいは、筆者のように幼少期にミニ四駆にドはまりした世代が大人になって自由に使える資金ができてきたところを狙っているのだろうか。