石川県警が子どもたちの立ち寄る場所のパトロールを強化しているようだ。金沢市に対し、女児を誘拐する旨の予告メールがあったことを受けたものとみられる。幼い子どもを持つ金沢市民の1人として感謝したい。
※追記 2022年6月16日の新聞各紙には被害の情報はなかった。幸い、単なる愉快犯だったようだ。
2022年6月11日付の北國新聞朝刊によると、6月3日(金)の20時23分ごろ、男性らしき差出人から市役所にメールが入っており「15日に市内を一人で歩き回る幼稚園児と女子小学生を334人誘拐する」という内容だったらしい。
常識的に考えれば「単独で歩き回る女児」を同じ日に金沢市内で334人も見つけること自体が不可能なので愉快犯だと思うが、それでも親としては心配になる。
誘拐予告メール、保護者に周知されてない??
きょう(6月13日)17時ごろ、我が子とともに、自宅から2番目に近い公園へ行くと、物陰に隠れるような位置にパトロールカーが止まっていた。
誘拐予告メールがあったことを伝え聞いていた筆者は、その警戒中のパトロールカーを見て安心したわけだが、一緒に公園にいた奥様方はそうではなかったようだ。
「あそこにずっとパトカーおれんて」
「なんやろ、何かあったんかね」
「変質者でも出たんかな」
いずれも幼稚園児を持つような年代の保護者である。パトカーを見て、逆に不安になったようだ。
前述の北國新聞によれば、10日に市内の幼保施設などへ注意を促す文書を送ったらしいが、保護者にあまり周知されていないのだろうか。また、子育て世代で新聞読者が減ったとは言え、読者もいるにはいるはずだが、小さな記事だったので見落としたか。
今回は「ビジネスに役立つサイト」を標榜する身ながら、注意喚起の意味で、この記事を書くことに意味があると思って筆をとった。筆者の子どもの同級生の中には、念のため16日まで登園を自粛した家庭もある。皆さま、十分に警戒を。