東洋経済が1993年から毎年公表している「住みよさランキング」の2022年版が発表され、北陸3県で最も上位となった福井市が全国2位に入った。2020、2021年の2年連続で全国1位だった野々市市は2022年版では3位となった。
ランキングは「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の4つの視点に20の指標を設け、それぞれを点数化して総合偏差値を割り出す。対象としているのは、全国の792市と東京特別区20区(千代田区、中央区、港区を除く)の合計812市区となる。
2022年版の1位は東京都武蔵野市だった。2位の福井市は東洋経済の記事によると、子ども医療費助成の拡充などが順位を押し上げたらしい。
全国トップ30を見ると、石川県から5市、福井県から3市、富山県から1市の計9市が入った。「9/30」というのは、なかなかの占有率の高さである。
以下にトップ30に入った北陸の市と総合偏差値、最も順位の高かった視点の全国順位を示す。
全国順位 | 市の名前 | 総合偏差値 | 最も順位が 高かった視点 |
2位 | 福井市 | 55.7 | 富裕度 21位 |
3位 | 野々市市 | 55.6 | 利便度 9位 |
5位 | 白山市 | 54.9 | 快適度 34位 |
6位 | 金沢市 | 54.7 | 富裕度 23位 |
10位 | 越前市 | 54.4 | 富裕度 41位 |
12位 | 魚津市 | 54.1 | 利便度 26位 |
16位 | 敦賀市 | 53.8 | 富裕度 101位 |
27位 | かほく市 | 53.2 | 快適度 89位 |
29位 | 小松市 | 53.1 | 安心度 122位 |
ちなみに、31~50位には北陸3県から小浜市(31位)、能美市(37位)、あわら市(39位)、黒部市(41位)が入った。