リコーは2022年6月16日、富士通の100%子会社であるPFU(かほく市)の株式の過半数を取得して子会社化する時期を、当初予定の7月1日から延期すると発表した。公正取引委員会の審査期間を考慮したためという。
リコーによると、PFU譲渡の前提となる公正取引委員会による企業結合審査にかかる時間を考慮したところ、株式取得日が7月1日から後ズレする見込みとなった。
新たなスケジュールは公取委から排除措置命令を行わない旨の通知を受け、準備が整ったら公表するらしい。
もともとリコーは、富士通からPFUの発行済み株式総数の80%に当たる308万株余りを、7月1日に840億円で取得する予定だった。今回は株式譲渡の実行日が延期となったが、株式譲渡の方針自体に変更はないという。