【続報⑤】イオン御経塚跡開発、アークランズの複合施設が着工/ムサシ×ヤマダ電機/23年5月完成へ

【続報⑤】イオン御経塚跡開発、アークランズの複合施設が着工/ムサシ×ヤマダ電機/23年5月完成へ

2022年7月7日

ホームセンター「ムサシ」を展開するアークランズ(新潟県三条市)は2022年7月7日、野々市市御経塚2丁目のイオン御経塚ショッピングセンター跡地で、複合商業施設の新築工事に着工した。計画によると、2023年5月中旬の完成を見込む。

7日正午ごろに現地を訪れると、開発予定地内の数カ所で重機が動いていた。

仮囲いの間から動画を撮ってみたものの、敷地が広すぎて、どうしても何だか寂しい絵ヅラになってしまう。

よ~く見ると、奥の方で少しだけ重機が動いています

さらに、国道8号側の工事車両入り口には、6日夕方時点で何も張り紙がなかったが、建築許可に関する表示が加わっていた。

【続報④】で書いたが、計画では、ここに2階建てでムサシと家電量販店ヤマダホールディングス(群馬県高崎市)の店舗、テナントの食品スーパーなどが入る建物を造る。売り場の延べ床面積は旧イオン御経塚ショッピングセンターと同規模と推測される。

2023年5月に完成すれば、同年夏にもオープンできそうだ。

入るスーパーはどこ? 勝手に大予測

施設に入る食品スーパーがどこになるか、現時点では明かされていない。そこで、筆者が素人ながらに予測してみた。

まず、石川県内に複数の店舗を持つ企業が御経塚周辺に有する店舗を見てみる。

ブランド名店名(所在地)
アルビス西南部店(金沢市)、明倫通り店(野々市市)
どんたく西南部店(金沢市)
大阪屋ショップ松任店(白山市)野々市三納店(野々市市)
マルエー押野店(野々市市)松任店(白山市)
バロー押越店(野々市市)
フレンドマート(平和堂)野々市店(野々市市)

こうして見ると、西南部は御経塚に近すぎる気もするが、御経塚交差点は交通量が多く、割と広域から集客できる場所だろうから、既存店が目立って割を食う可能性は低いだろう。

近年の出店意欲を加味すれば、なんだか無難な予想で恐縮だが、石川県内でシェア首位の「アルビス」、ジワジワと石川県内の店舗を増やしている「大阪屋ショップ」あたりが本命だと思う。

◎=アルビス、大阪屋ショップ

対抗としては、上の表にないが、今やドン・キホーテのグループに属するアピタ・ピアゴ陣営を挙げたい。松任のアピタ、アピタタウン金沢ベイなどに出店している。

県内でのシェアも5位ぐらいのはずだが、ちょうど金沢市南西~野々市はスポット的に店舗がないエリア。「店舗網」と意味で魅力を感じても不思議はないか。

〇=アピタ・ピアゴ

ただ、アークランズが新潟県の企業ということを考えると、大穴として、同じ新潟を地盤とするスーパー「原信」が浮上する。

原信のホームページ

原信は現在、石川県内に店舗がない。ただ、富山県内で少しずつ店舗を増やしており、直近では黒部市と魚津市に続いて富山市内にも出店した。最西端の富山市から野々市市まではかなり遠いが「可能性はゼロじゃないかなあ」「買い物客としては石川にないスーパーが来ると楽しいなあ」などと根拠のない妄想をしている。

▲=原信

いよいよ動き出したイオン御経塚跡地の開発。アークランズが他地域で手掛ける複合商業施設を見る限り、施設内にはムサシ、ヤマダ、スーパー以外の店も入りそうだ。この辺りの顔ぶれも、分かり次第お伝えしようと思う。

まとめページは以下のリンクから

【まとめ】イオン御経塚SC跡地、アークランズが複合商業施設「アークオアシス」を開発/23年6月オープン/牛角、かっぱ寿司も

ホームセンター「ムサシ」を展開するアークランズ(旧アークランドサカモト)は、野々…
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国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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