建材メーカーの三協立山(高岡市)は2022年7月12日、今期(2023年5月期)の連結業績予想を公表し、売上高は過去最高を更新する見通しとした。新型コロナウイルス禍からの回復に加え、価格改定の浸透、自動車分野の物量の増加などを織り込んだ。
今期の予想売上高は3,750億円。前期から収益認識基準が変わったので単純比較はできないが、これまでの過去最高の売上高は2007年5月期の3,584億円だった。
資材価格の高騰やアルミ地金の価格変動が営業利益ベースで133億円のマイナス要因となるが、その影響は売り上げ増加による127億円のプラス効果でほぼ相殺できるとみている。その結果として増収増益を見通す。
配当は中間、期末とも10円の年20円を予定する。
売上高(百万円) | 営業利益(百万円) | |
2022年5月期実績 | 340,553( – ) | 3,782( – ) |
2023年5月期予想 | 375,000(10.1) | 5,000(32.2) |
2022年5月期の連結決算は上記の通り、前期と単純比較できないが、同社の資料によると、実質的に増収減益に当たるらしい。