日医工、胃潰瘍などの薬を販売中止 / 根本的な設計見直しが必要になったとして断念

日医工、胃潰瘍などの薬を販売中止 / 根本的な設計見直しが必要になったとして断念

2022年7月20日

日医工(富山市)は2022年7月19日、胃の中で胃酸の分泌を抑える薬「シメチジン錠200㎎『日医工』」「シメチジン錠400㎎『日医工』」の販売を中止すると発表した。

200㎎は2021年4月以降、滑川市の富山第一工場での全製造品に対して実施している品質リスク評価で、現状の製造方法では安定的に供給できないとして出荷を再開していなかったため、世の中に在庫は出回っていないという。

今回、出荷の再開には根本的に製剤処方設計の見直しを検討する必要性があると分かった。改善には長い時間とリソースが必要なため、中止の判断に至った。

400㎎は富山第一工場以外の製造品で継続に出荷してきたが、200㎎と同時に販売をやめることにした。2022年9月に在庫がなくなる見込み。

まとめページは以下のリンクから

【まとめ】長期化する日医工の不適切製造の余波/株価は下落、債務超過、上場廃止へ

ジェネリック医薬品(後発薬)で国内大手の日医工(富山市)が不適切な方法で製品を作…
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国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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