北陸新幹線新高岡駅に22年8月、個室ブース型のシェアオフィス「ステーションブース」開設

北陸新幹線新高岡駅に22年8月、個室ブース型のシェアオフィス「ステーションブース」開設

2022年7月27日

JR西日本は2022年8月31日、北陸新幹線の新高岡駅の改札前で、個室ブース型のシェアオフィス「STATION BOOTH」を開業させる。

STATION BOOTHはJR 東日本が展開するシェアオフィス事業「STATION WORK」の個室ブース型。仕事や学習に欠かせないデスクやWi-Fi、電源などを完備し、規模は小さくても静かで快適な空間を提供する。STATION WORKのホームページによると、現在、全国に518拠点がある。

個室ブース型のシェアオフィス「STATION BOOTH」(出典・STATION WORKホームページ)

利用料金は15分につき275円。

北陸では既に富山駅新幹線中央改札口内、金沢駅みどりの窓口内に設置されており、新高岡駅が3拠点目となる。出張者の臨時オフィスや帰宅途中のWEB英会話教室などでの活用を見込んでいるらしい。

「電話ボックス」再び?

筆者が幼少期、まだ「電話ボックス」なるものがあり、人通りの多い場所には必ず設置されていた。

壁が透明(アクリル?)なので外から丸見え。電話帳が備え付けてあり、仕事やプライベート上の緊急連絡を行う場だった。そこら中で姿を見たはずだが、携帯電話が普及するにつれて次第になくなり、現在ではほとんど目にすることがない。

そして今、再び高さ2mほどの直方体が街に現れ始めた。「出先から外部と連絡をとる拠点」という意味では電話ボックスと同じだが、その中で開くのは電話帳ではなくノートPC。使うのは固定の電話線ではなくWi-Fi。外から覗けないよう壁は半透明。現代風にアレンジされた点に面白さを感じている。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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