【決算】/今村証券、システムサポート、日華化学、北陸電工(22年7月29日分)

【決算】/今村証券、システムサポート、日華化学、北陸電工(22年7月29日分)

2022年7月28日

今村の第1四半期は減収減益、新規口座の獲得順調

今村証券(金沢市)の2022年4~6月期(第1四半期)の単体決算は減収減益。

純営業収益 10億1,900万円(22.7%減)

営業利益   2億7,100万円(46.9%減)

純利益    1億9,000万円(45.0%減)

5年間で1万5,000口座、単年度で3,000口座以上の新規口座獲得を目安とするところ、この4~6月期の進捗率は37.5%に及んだ。つまり年間750口座の目標に対し、3カ月間で280口座ほどの新規口座を得たということだ。北陸3県で1カ月90~100口座の積み増しと考えると、素人目にも凄いと思う。

システムサポート、過去最高の業績予想を再上乗せ

システムサポート(金沢市)は2022年6月期の連結業績予想を上方修正した。従来予想は売上高、各利益とも過去最高を見込んでおり、今回はそれをさらに上積みする。

<修正後予想>

売上高  161億9,000万円(12.2%増)

営業利益  11億9,000万円(7.8%増)

純利益 7億8,100万円(15.9%増)

期末配当予想を前回予想より1円増の13円に修正した。年配当は前期実績比で4円増の25円を見込む。

日華化学、通期売上高を過去最高に上方修正

日華化学(福井市)は2022年12月期(通期)の連結業績予想を上方修正し、売上高は過去最高の515億円に達する見通しとなった。円安効果も踏まえると、各利益が上振れする。

<修正後予想>

売上高  515億円(6.2%増)

営業利益  25億円(1.9%増)

純利益   18億円(30.6%減)

2022年6月中間期の連結決算は、収益認識に関する新基準で比較すると、増収、営業増益で、前年同期に固定資産売却益を計上した反動減から純利益が減った。

売上高  249億1,700万円(7.2%増)

営業利益  13億8,600万円(0.8%増)

純利益   10億5,800万円(33.1%減)

北陸電工の第1四半期は大幅減益

北陸電気工事(富山市)の2022年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、減収で、建設資材の価格高騰、働き方改革のためのDX関連費用の先行計上などにより大幅な減益となった。

売上高  94億7,400万円(1.8%減)

営業利益    3,300万円(91.0%減)

純利益     3,500万円(86.3%減)

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2022年7月29日は決算発表のピーク日の1つで、北陸3県に本社か本店を置く上場企業だけで12社が発表する(当サイト調べ)。さすがに全ては追えないので、抜粋して紹介する予定なので、良かったらお読みください。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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