北陸電力の2022年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、増収だったが、火力発電の燃料価格が高騰して営業、経常、純損益が赤字に転落した。
営業収益 | 経常損益 | 純損益 | |
2022年4~6月期 | 163,560(33.7) | ▲12,395(赤字転落) | ▲9,286(赤字転落) |
総販売電力量は前年同期比4.2%減の77億3,000kwh。4月の暖房需要、卸電力取引所への販売が減少した。一方で燃料費調整額の増加などから増収となった。
北電の資料によると、ドル円の為替レートが前年同期に比べて20%円安に振れる中、原油価格は43%高くなり、石炭価格は2.9倍になった。石炭価格の高騰は経常利益ベースで70億円のマイナス要因になった。また、購入電力量の増加が経常利益を60億円分、下押しした。
中間は無配に
これまで「未定」としていた中間配当は、ゼロ(無配)にすると発表した。期末配当は未定のままとした。
前期は中間7.5円、期末2.5円だった。