ハチバン第1四半期決算、3年ぶり黒字に/外食事業は原材料費が高騰も、利益が3倍へ伸長

ハチバン第1四半期決算、3年ぶり黒字に/外食事業は原材料費が高騰も、利益が3倍へ伸長

2022年8月1日

ハチバン(金沢市)が2022年8月1日に発表した2022年4~6月期(第1四半期、3月21日~6月20日)の連結決算は、増収で、損益面はコロナ前の2019年4~6月期以来3年ぶりに黒字となった。

営業収益営業利益純利益
第1四半期実績1,7103756
通期の業績予想7,42010070
単位は百万円

今期から収益認識基準を変更しており、前期との単純比較はできないが、仮にこの第1四半期の営業収益もこれまでの基準で計算し直すと前年同期比27.9%増の17億2,800万円になるという。

コロナ禍なので先行きは読みにくいが、上の表にある通り、特に純利益などは通期計画に対する進捗率が高い状態となっている。

主力の外食事業では原材料費や燃料費、人件費が高騰する中、商品価格を改定した。テイクアウトやドライブスルーで効率化に努めた結果、事業の売り上げが27.9%増だったのに対し、利益は3.2倍に高まった。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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