新型コロナウイルスに感染した体験談(石川県金沢市民37歳男の場合)/40度の高熱、耳鳴り、体の痛み…

新型コロナウイルスに感染した体験談(石川県金沢市民37歳男の場合)/40度の高熱、耳鳴り、体の痛み…

2022年8月2日

症状は個人個人で違うと思うので、あくまで筆者の体験談として参考程度に受け止めてください。

筆者(37歳)、ついに新型コロナウイルス感染症にかかった。

発症から丸3日となる2022年8月2日午後時点では限りなく快方に向かっているが、一時は40度前後の高熱にうなされた。何かの参考に、と思って経緯を記してみる。

健康体の30代男性がコロナウイルスと数日間、共存して得た感想は以下の通り。

  • 全体の印象は「重めのインフルエンザ」
  • ただし、発症から症状のピークに至るまでのスピードは速い
  • 感染症なので、自分からの拡大の阻止に向けた注意は必要
  • 3日間ほど戦えば、だいぶ症状が改善する
  • 周囲の理解が進んでおり、発症しても変な後ろめたさを感じなくてよい

きっかけは息子 / 無料の抗原検査キット

感染のきっかけは幼稚園に通う息子だった。幼稚園では熱中症対策でマスクをしていないので、感染は広がりやすい。

ただ、後述するが、我が子2人はコロナ発症後、丸1日休んだら元気になった。熱中症は一発で死に至る場合もあるので、感染症より熱中症を恐れるのは、こと子どもに限っては正しい判断だと思う。

その幼稚園で陽性者が出たため火曜から休園に。幸い、筆者は自宅が拠点のため、妻が仕事を休まなくても子どもたちを世話できる。筆者の知人の話だと、幼稚園がしょっちゅう休園になるので、奥さんが月2日しかパートに出勤できない、といった例もあるようだ。

金曜未明、息子が突如、高熱を出し始める。寝る前までは平然としていたのに、いきなりの40度。あまりの急な症状に驚く。日中に小児科へ行って検査すると陽性だった。

金沢市民の場合、同居家族が陽性になったら、金沢市電子申請サービスhttps://s-kantan.jp/city-kanazawa-ishikawa-u/profile/userLogin_initDisplay.action?nextURL=CqTLFdO4voYfj8O5ffiBzTQ9f2VYJzSnVtXuWY28Gc8AQ0fL9o%2BeSVp%2BiKUgIqA9r0RDt24BNa%2FO%0D%0AApjnN1x6JFOM%2BYzXAqofASgEvzn9rVp%2B8k8tzp02BQ%3D%3D7AKFVLQwwNU%3D%0D%0Aを活用すると、人数分の抗原検査キットが無料で送られてくる。筆者の自宅には、申し込みの翌日に届いた。

週明け前半の仕事のアポイント3件についてキャンセルの謝罪連絡。みんな快く「日にちを再考しよう」「仕方ないよ」と返事をくれる。

もちろん、自分が感染したくないという思いもあるだろうけど、コロナによってスケジュールが変わることに寛容な雰囲気ができていると実感した。

最初の24時間は40度の発熱が続く

息子から1日遅れて3歳の娘が発熱し、息子1日半遅れた土曜夕方に筆者も急な発熱に見舞われた。実は金曜の夜、風邪の前兆のようなノドの痛みがあり、コロナを疑いながらも風邪薬を飲んでいたのだが、それが急転直下の40度の発熱である。

発熱に加え、頭痛と全身の痛みがあった。解熱剤と頭痛薬を度々飲んだが、日曜夕方までの24時間は40度前後の高熱が続いた。その間は食欲もないのでゼリー飲料ぐらいしか口にしていない。夜中は高熱にうなされて何度も目覚める。

次の24時間は37度の微熱と頭痛、耳鳴り

日曜夕方から月曜夕方まで(つまり発症2日目)の24時間は、体温が37度ぐらいの微熱で推移。熱は下がったものの、頭痛が酷く、体はだるい。

月曜になったので近くの内科クリニックを受診しようとしたら「オンライン診療」をやっているらしい。随分と先端的な響きだが、内実は、来院しなくても医師と電話で受け答えすれば処方箋を書くからそのまま薬局に行けばいい、という結構アナログな仕組み。

薬局の薬はさすがに市販薬よりは効く。数時間後には体が楽になった。発症から丸2日間はずっと寝ていたのに、月曜の夜からは座って各種の作業ができる体調になった。

火曜(つまり発症3日目)になると、ほとんど生活に支障はなくなるが、全身がややだるいのと、時折、耳鳴りというか耳を引っ張られるような痛みに襲われた。ただ、それもこの記事を書いているうちにだいぶ良くなってきた気がする。

ちなみに、筆者に限っては、よく言われる味覚障害の兆候はなかった。咳、たんも出なかった。

もうすぐ発症から丸3日。油断はできないが、基本的にはほとんど快復したと言って良さそうだ。

やはり子どもは回復早く

今回、我が子を見ていて感心したのは子どもの回復の早さだった。

いざ発症しても、丸1日休むと、だいぶ元気になっている。もちろん、多少の熱はあるのだが、何事もなかったかのように遊んでいる姿を見ていると、巷で「子どもは重症化しにくい」と言われていることに、妙に納得してしまった。

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国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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