THE NORTH FACEが「抱っこ紐」を発売へ / 登山リュックの知見生かす

THE NORTH FACEが「抱っこ紐」を発売へ / 登山リュックの知見生かす

2021年8月27日

ゴールドウイン(本店・小矢部市)が展開するブランド「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」は2021年9月上旬、子どもをかつぐ際に使用する「抱っこひも」を初めて発売する。

デザインはアウトドアライクで格好いい(出典・ゴールドウイン公式ホームページ)

登山用のリュックサックなどで得た知見を活用し、疲れにくい構造とする。

抱っこ紐「Baby Compact Carrier(ベイビーコンパクトキャリア)」はブラック(黒)、ニュートープグリーン (カーキっぽい緑)の2色展開。1~3歳ぐらいの子どもへの使用を想定したコンパクトな仕様となっており、重量は370グラムと軽い。付属の収納袋に入れて持ち運べる。

機能面ではスライド可能なブリッジベルトや通気性に配慮したメッシュ構造などを採用している。ショルダー部分は角度や厚みなどを、日本人の男女ともに使いやすい設計を実現するため、開発に3年間を要したという。

価格は2万4、200円

子どもを持って初めて、ベビー用品の価格の相場が分かる。自分の時に最も驚いたのが抱っこ紐やベビーカーの相場の高さだった。もちろん、値段は「ピンキリ」なのだが、何となく「子どものためだから」と高価格なものに手を出してしまいがちだ。

ブラック(同)

今回、 ザ・ノース・フェイス から販売される抱っこ紐の価格は2万4200円。これだけを聞くと、結構な高い値段に思える。

ただ、例えば「エルゴベビー」という、定番的な人気となっているブランドの抱っこ紐は、価格が1万円台後半から3万円台となっており、ザ・ノース・フェイスの製品は価格帯的にちょうど競合しそう。

思えば、ザ・ノース・フェイスは薄手のジャケットでも1万円台半ばあたりで販売されている。その辺りの相場から考えると、抱っこ紐が2万円台というのも、それほど高いと言えないかもしれない。

販売はザ・ノース・フェイスのショップか公式オンラインショップ(https://www.goldwin.co.jp/ap/s/s?fq=bd:GDW01&sort=rk+desc,fsdt+desc)で販売する。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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