ユニクロ・セルビッジジーンズを自宅勤務ユニフォームとして7カ月履き込んだ経年変化レポート

ユニクロ・セルビッジジーンズを自宅勤務ユニフォームとして7カ月履き込んだ経年変化レポート

2022年9月2日

仕事着には、それを着る人の働き方や性格がにじみ出るという。

ならば自分も試してみようと思い、前職の新聞社への最終出社日を終え、独り自宅で起業準備に入ったのを機に、自宅勤務時のユニフォームを選んだ。

それがユニクロの「セルビッジレギュラーフィットジーンズ(丈長め84cm)」。購入時の決意表明(?)は以下のリンクから。

自宅勤務ユニフォームを考える/ユニクロ・セルビッジジーンズを購入/今後、色落ちをレポート

コロナ禍で自宅勤務(在宅勤務)が普及する中、筆者も独立・起業を機に自宅で働くよう…
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ジーンズを通じて思い起こす道のり

早速、購入した2022年1月、そして7カ月後の22年8月の写真を並べてみる。

まずは22年1月の購入時。

次に7カ月後の22年8月。

いや、光の当たり方に差があることを割り引いても、違いすぎる…。

この間、だいたい3日に2日は履き、10回ほど手洗いした。外出時は履き替え、部屋着のように使っていた。写真2枚を並べ、あらためて変貌ぶりを見ると、自分自身は独立から7カ月間でどれほど進化したのか、と考える。

好きな人とだけ付き合い、好きな時間に好きな仕事だけすれば良い、という自由を享受してきた。半面、1,000円、1万円を生み出す難しさに直面し、会社員時代に極論すれば「在籍するだけ」でもらえた固定給のありがたさを実感した。

ジーンズに刻まれたシワの1本1本が、そうした自由、反省、悲観、希望など、さまざまな感情を表しているようだ。

膝まわりに特徴

冒頭の一文「仕事着には、それを着る人の働き方や性格がにじみ出る」に対する答え合わせに移ろう。

筆者は自宅勤務時の9割以上がデスクワークで、オフィスチェアに座っている。それも、昔からのクセで、チェアの上で胡坐をかく時間が長い。

そんな働き方がジーンズの変化として現れたのが、膝まわりだった。

写真はジーンズ正面から。撮り方が下手で恐縮だが、膝を中心に放射状にシワが入っている。きっと、あぐらをかいたり、脚を組んだりした時にできたのだろう。摩擦の大きな尻まわりの次に色落ちが激しい部分がココだ。

膝まわりの経年変化が強いのに、激しく動いたり、四つん這いになったりする機会はないので、膝頭部分はそれほど変化がない。

履く人の働き方や性格を反映

例えば、立ち仕事の人が履くと、ここまで膝にシワが寄らないようだ。ネットで他の投稿者の色落ちも見てみたが、膝の正面が特徴的に大きく変化した事例はあまり見当たらなかった。

そう考えると、履く人の働き方や性格を反映するというのは確からしい。

あと数カ月後には「もう購入時と同じものとは思えない」という風になるのだろう。その時、自分自身は「2022年年初とは別人のごとく前進してきた」と胸を張れるかどうか。

尻に敷いているはずのジーンズが、むしろ尻を叩いてくる。

 


 

※ちなみに、記事中に出てくる3つの見出しの背景色が順々に色落ちしていることに気付いたアナタは、相当の注意力の持ち主。すばらしい。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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