アピタ松任店の敷地内にあった雑貨販売店「アミング松任店」の跡に、パソコン販売の「ドスパラ」が入ることになった。2022年10月8日のオープンを予定する。
現在、旧雑貨店の特徴的な外観をPC専門店風に塗り替える工事が進んでいる。
※後日談は以下のリンクから
新店は体験型ショップに
店名は「白山フェアモール松任店」で、営業時間は11時半~20時となる。
新店は「一度見てみたかった、触ってみたかった」をコンセプトとした体験型ショップ。ゲーミングPC 「GALLERIA(ガレリア)」など、各ブランドPCの快適な動作を体験できるコーナー、録音した音声がどう聞こえるか確認できるマイク展示などのコーナーを設ける。
マイクやミキサーをセットアップして配信環境が体験できるコーナー、好みのゲーミングデバイスを自由に組み合わせて実際のゲーム環境で操作感を体感できるフィッティングスペースも設置する。
ドスパラを展開する会社サードウェーブ(東京)は1984年設立で、グループ従業員数は879人(2021年7月時点)。小売りのほか、電子機器の受託生産も手掛け、2021年7月期のグループ売上高は646億円となっている。
金沢から松任へ移転
ドスパラは石川県内で唯一の店舗として、金沢市八日市でコンビニぐらいの大きさの「金沢店」を営業してきた。
今回の松任への出店は金沢店の移転・拡張という形で、金沢店は22年9月25日の営業をもって閉店することになる。
アミング松任は25年の歴史、もともと製網会社
ところで、この記事を書く形で旧「アミング松任店」が25年もの長きにわたり営業していたショップだと初めて知った。
同店は1995年9月にオープンし、2020年3月20日に閉店した。翌4月には金沢市の西部環境エネルギーセンターの近くに金沢保古店がオープンしている。
意外と知らない人も多いかも知れないが、雑貨店の「アミング」は製網会社のサイドビジネスが起源となっている。「大同漁網」という1946年創立の製網会社が金沢市御供田町にあり、そこから枝分かれする形で雑貨店ができたらしい。
これは別の製網業者から聞いた話で、本人に取材したわけではないが、店名は「網+ing」から「アミング」になったそうな。大同漁網のホームページによると、現在のアミングは関連会社に当たり、大同漁網単体の売上高は12億円、関連会社を含めると100億円になるという。