【続報】倉庫精練は上場廃止が決定的も、半数近くの株がTOBに応募せず/一方で株を大量に買い集める動きも

【続報】倉庫精練は上場廃止が決定的も、半数近くの株がTOBに応募せず/一方で株を大量に買い集める動きも

※本来なら当サイトから分離独立した姉妹サイト「投資のはじめかた」に書く内容ですが、続報なので、こちらに掲載しています。

東証スタンダードに上場している倉庫精練(金沢市)は2022年9月22日、親会社の丸井織物(中能登町)による株式公開買付(TOB)の結果、丸井織物の株式保有比率(議決権ベース)が80.67%に達したと発表した。丸井織物は今後、倉庫精練の上場を廃止する方向で手続きを進める。

もっとも、以前、当サイトでも少し触れた通り、TOB価格が低いとみられたのか、応募株式数は少なかった。

もともと丸井織物は議決権ベースで55.78%分を保有しており、今回のTOBでは残る44.22%分のうち、24.89%分が応募した。逆に言えば、親会社の持ち分以外の半数近くに当たる19.33%分が応募しなかったということだ。

ちなみに、最近、北陸で上場廃止に至った事例では、公開買付にどれだけの応募があったのか、簡単にまとめてみた。

上場を廃止した会社公開買付を実施した会社事前の持ち株比率
(議決権ベース)
事後の持ち株比率
(議決権ベース)
スペースバリューホールディングスPTCJ-2ホールディングス0%81.66%
アイ・オー・データ機器AHC
(アイオー創業者の細野昭雄氏が代表の会社)
0%
(ただ、細野氏ら27.37%分が事前に賛同)
74.90 %
コマニーコマツコーサン
(コマニーを創業した塚本家の会社)
10.11%
(他に塚本家などの13.74%分が事前に賛同)
97.78%
当サイトまとめ

Panopticonが倉庫精練株6%超を取得/狙いは??

ところで、倉庫精練の株を巡っては、投資事業のPanopticon Investment(東京)がTOB期間中の8月末から倉庫精練株を段階的に取得し、9月12日時点での持ち株比率が6.10%に達している。

Panopticonは8月29日~9月12日の中で8日間に分けて株式を取得。15万6,000株を6,718万6,000円で購入した。

同社は保有目的を「純投資」としており、倉庫精練に対して目立った株主提案をしているわけではなさそうだ。時期が時期だけに、買い集め行為にどんな狙いがあったのか気になる。

筆者はTOB関連の知識が多いわけではないが、もしかしたらTOB価格の低さから小口株主の多くが応募せず、丸井織物が買付価格を引き上げると見込んだのだろうか?これから何か波乱が有り得るのだろうか?

(もっとも、6%超を保有していたのは12日時点で、現在はどうなっているか分からない)

今後の対応について、丸井織物は倉庫精練と協議し、倉庫精練が追って公表するとしている。

過去の記事は以下のリンクから

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