JR西日本、ローカル線の21年度の輸送密度を発表/北陸の7路線は3路線が20年度を下回る

JR西日本、ローカル線の21年度の輸送密度を発表/北陸の7路線は3路線が20年度を下回る

JR西日本は2022年10月5日、管内のローカル線の2021年度の区間別平均通過人員(輸送密度)を発表した。北陸3県に関連する7路線では、4路線が20年度の実績を上回り、3路線が下回った。

20年度を上回ったのは北陸本線、越美北線、七尾線、高山本線。一方、下回ったのは小浜線、城端線、氷見線だった。

21年度(人/日)20年度(人/日)
北陸本線(米原~金沢)12,75410,971
小浜線779782
越美北線295260
七尾線3,1413,112
城端線2,3762,397
氷見線2,0512,093
高山本線1,5151,396

もともと、地元住民が多く使うローカル線は新型コロナによる利用者数の変動が比較的小さい。ただ、コロナ禍2年目に入って少なからず人の移動が活発化する状況で、なお前年度の実績を超えられないのは、路線経営の厳しさを物語るデータと言えそうだ。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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