クスリのアオキホールディングス(HD、白山市)は大阪府に進出する。2021年9月29日、大阪市東住吉区に、大阪府内第1号店となる「住道矢田店」をオープンさせる。
アオキはこれまで、京都、奈良、滋賀といった関西の各県に進出していたものの、大阪府内に店はなかった。
今回の出店により、営業エリア全域の店舗数は763店となる。
ただ、以前に日本経済新聞のインタビューに答えていたところでは、青木社長は当面の間、無理なエリア拡大戦略をとらず、既存エリアの深掘り(=ドミナント出店の強化)に取り組んでいく方針らしい。
そういわれてみると、心なしか、最近は石川県、富山県あたりで新店が多くなっている。おそらく、ドラッグコスモスやスギ薬局、ゲンキーなどの進行に関する危機感が強く、手遅れになる前に足元を固めようという狙いがある。
関西でも大阪府に店舗を構えたことで、周辺には店舗を増やすことがあっても、そこから兵庫や中国地方に流れることはないとみている。
出店戦略の見直しを語ったことに関する記事は以下のリンクから。