百貨店の大和、業績が回復基調も、4Qのハードルは高い?/販売特化の人材サービス会社を設立へ

百貨店業などの大和(金沢市)の2022年3~11月期(第3四半期)の連結決算は、営業損益が黒字転換したほか純損失が前年同期と比べて縮小した。

売上高営業利益純損益
2022年3~11月期(9カ月間)11,30222▲16
2023年2月期予想(12カ月間)15,50013050
差し引き(年間予想ー3Q実績)▲4,198▲108▲66
単位は百万円、▲はマイナス

2023年2月までが対象で、3期ぶりの黒字を目指す通期業績予想と第3四半期累計期間の実績を比べると、第4四半期(22年12月~23年2月)に必要な数字は、上の表の最下段の通り。

第4四半期は最近で唯一黒字だった第1四半期(22年3~5月)と同じぐらいの数字が求められる。例年、冬は売り上げが伸びる時期なので売上高は問題なさそうだが、利益はどうだろう…判断が難しい。

2023年3月に完全子会社を設立

大和は3月1日、100%子会社の「大和マネージメントサービス」(金沢市)を設立する。

販売に特化した従業員を確保し、販売業務委託事業の内製化による経費削減・業務効率化を図る目的があり、販売員の採用・育成・配置・紹介などを効率的に行う。代表取締役は大和常務の岡本志郎氏が務める。

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