ダイワ通信、株価またストップ高に/AI顔認証の登園通知システムを発売

ダイワ通信、株価またストップ高に/AI顔認証の登園通知システムを発売

東証スタンダード上場のダイワ通信(金沢市)の株価が2023年2月17日、前日終値比300円(21.74%)プラスでストップ高となる1,680円で引けた。3月1日から、AI顔認証端末を活用した登園通知システムの注文を受け付けると発表したことが材料視されたもよう。

ダイワ通信がストップ高で引けるのは2月6日以来となる。

ダイワ通信のホームページ

保護者へ自動メッセージ

登園通知システム「FACE FOUR CONNECT」は登園した園児が認証端末に顔をかざすと、端末が園児の登園を認証し、LINE アプリを通じて保護者に登園確認のメッセージを自動で送る。送迎バスに関するアクシデントに備え、保護者や園側の不安・負担を軽減する。

こども園・保育園では昨今、通園バスの車内における園児の置き去り事故が発生しており、全国的に安全対策の見直しが求められている。そんな中、ダイワ通信は降車時の確認だけで防げないハプニングやヒューマンエラーの防止に向け、AI 顔認証によるシステムを開発したという。

連続ストップ高の後に下落

ダイワ通信の株価は2月1日の終値が1,226円だった。その後、回転寿司の迷惑動画が問題化したことを受け、対策として需要増大が見込まれる「監視カメラ関連銘柄」として人気が急騰。2月3日、6日と土日を挟んで2営業日連続でストップ高となった結果、6日終値は1,965円になった。

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2月7日には、一時2,068円の上場来高値をとったが、この段階では「思惑」で上昇したに過ぎず、2月7日の場中から下落基調に。2月15日には一時1,360円まで下げた。

仮に100株を持っていたとすると、2月に入ってから評価額が8万円増えたかと思うと、そこから7万円減り、そしてまた3万円増えるという変遷を辿ったことに。忙しい銘柄だ。

ちなみに、時間外取引では、2月17日19時半時点で同日終値より130円(7%)ほど高い1,810円で推移している。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、北國新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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