JR西日本は2023年3月16日、北陸新幹線開業8年目(2022年3月14日~23年3月13日)の利用者数(上越妙高ー糸魚川)が622万9,000人だったと発表した。前年同期比で71%増となる。
ご存じの通り、広域移動の手段としての北陸新幹線は、新型コロナウイルス禍で利用者数が激減した。コロナ禍3シーズン目となった8年目は、順調に利用が回復したものの、コロナ禍前と比べれば依然として3割ほど少ない。
それでも、在来線特急時代の2014年度と比べると、2倍ほどというから驚きである。
あの頃は自由席を越後湯沢駅で乗り換えるため、重いバッグを持ち、駅構内をダッシュしたもんだなあ…。今の若者はその苦労を知らないわけで、何だか急にオジサンになった気分の37歳である。
ちなみに、JR西日本の集計は上越妙高駅と糸魚川駅の間を通過した人数の合計なので、例えば金沢~富山で利用した人はカウントされていない。
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11月は4月の2倍近い利用
1カ月丸々を集計した2022年4月~23年2月の11カ月間を月別に見ると、月間60万人を超えたのが11、12月。50万人台が5月と8~10月、1、2月の5カ月分、40万人台が6、7月だった。
最も利用が少なかったのは4月で、37.6万人。最も利用が多かった11月(66.3万人)の半分近い水準だった。
金沢止まりとなっている北陸新幹線は、今から1年後の2024年春に敦賀駅まで延伸する。
※1年前に掲載した過去記事は以下のリンクから