【続報⑦】日本製麻の株価、取締役が関係した疑いのインサイダー特別調査委の設置を受けて急落/23年8月30日

【続報⑦】日本製麻の株価、取締役が関係した疑いのインサイダー特別調査委の設置を受けて急落/23年8月30日

日本製麻(本店・砺波市)の株価は2023年8月30日の市場取引で、前日終値比9.42%(95円)安い913円で引けた。前日に取締役(前社長)が関連したインサイダー取引の疑惑が浮上したとして特別調査委員会の設置を決めたことが嫌気されたもよう。

終値ベースの値下がり率は東証全市場で7位だった。

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日本製麻株は前日終値が1,008円で、この日はギャップダウンからスタート。948円で寄り付いた後は急上昇して前日比プラスとなる1,049円まで値上がりしたが、すぐに失速し、マイナスに転じた。

安値903円まで売られた後、引けにかけて少し戻して取引を終えた。

日本製麻によると、大株主のゴーゴーカレーグループ(金沢市)による株式の大量買い付け行為は、ゴーゴーカレー会長で日本製麻社長も務めた宮森宏和氏を介して未公表の情報を得て株式を買い集める「インサイダー取引」に該当する疑惑が浮上しているという。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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