2022年後半から高騰していた鶏卵の価格が、2024年に入って値下がりが顕著になり、およそ2年前の水準にまで落ち着いている。
JA全農たまごの相場情報で過去5年間の変動を振り返ると、東京市場の出荷価格(Mサイズ、1㎏当たり)はコロナ禍初期の2019年前半に150円ほどで取引されていた。
2022年後半からは鳥インフルエンザの影響などによって値上がり傾向が鮮明に。2023年春には350円をつけた。それが足もとでは200円強に下がっている。
たまごはコロナ禍で飲食店における需要が大きく減退し、価格が急落した。北陸でもコロナ禍の市況低迷などを背景に倒産する養鶏業者が出たほどだ。
筆者が住む金沢市南西部にある食品スーパーでは、コロナ禍初期の週末、特売たまごを1パック(10個)55円で販売していた。逆に2022年後半~2023年前半には180円ぐらいまで高騰した。かつて「物価の優等生」とも言われた商品にしては乱高下しすぎている。
筆者の近所のスーパーでは直近の数カ月間、たまごの価格が125円ほどに落ち着いている。また、近所のドラッグストアも(1個1個が小ぶりではあるけれど)常に1パック150円ほどで売っている。
上のグラフにある通り、数年前の相場から見ればまだ少し高価なのが実情ではあるものの、何でも値上がりする時代にあって価格が下がる商品は珍しい。家計は助かるし、何だか得をしたような気分になる。