東証スタンダードに上場するアイ・オー・データ機器(金沢市)は2022年4月18日に開いた取締役で、創業者の細野昭雄氏が設立した会社「AHC」を通じたマネジメント・バイ・アウト(MBO)の成立に伴う臨時株主総会を5月30日に開くことを決めた。
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アイ・オー・データ機器の株式を巡っては、AHCは2~3月に公開買付を実施。今回、6月20日付で200万株を1株にまとめる株式併合を実施し、端数株を処理すると、株主はAHC、I-O DATA財団のみになり、東証の上場廃止基準に引っ掛かる。
そのため、これに先立つ5月30日から6月15日まで、アイ・オー・データ機器の株式は東証によって整理銘柄に指定され、6月16日をもって上場廃止となる見通しとなった。
アイ・オー・データ機器は1976年設立。2004年にジャスダックへ上場。15年に東証2部へ上場し、翌16年に東証1部へ市場変更していた。