北陸鉄道(金沢市)は2022年6月29日の株主総会に、現在18億円超の資本金を1億円にまで減少させることを付議する。これにより税法上は「中小法人」となるため、今後は税制上の優遇措置を受けられるようになる。
現在の資本金は18億1,485万円で、8月4日を効力発生日として、17億1,485万円を資本剰余金に振り替える。そのため株主資本に影響はなく、1株当たりの価値は希薄化しない。18日の取締役会で決議した。
北陸の主要企業では、大和(金沢市)も1億円への減資を決めたばかり。
もっとも、大和の場合は累積赤字による利益剰余金の欠損を補う狙いもあったが、北鉄の場合は9億円弱の利益剰余金があり、必ずしも同じ状況ではない。
※大和の過去記事は以下のリンクから