津田駒工業(金沢市)は2022年6月30日、同年5月中間期の連結業績予想を下方修正し、営業、経常、最終損失は従前の予想よりもさらに拡大するとした。通期予想は現段階で変更せず、7月13日に公表する。
売上高は前回予想と比べて10.9%減の147億円、営業損失は9億円の予想を17億円、純損失は9億円の予想を17億円に変更した。前年同期の実績と比べると、売上高は22.9%増える一方、営業損失は2億円増える。純損失は3億円ほど減る見通し。
同社の発表資料によると、繊維機械事業は中国・インドを中心に受注が計画通りだったものの、生産は購入した部品の納期が遅れ、生産調整して計画を下回ったらしい。
損益面は保有株式の一部を売却した特別利益があるものの、それを遥かに上回る希望退職の特別加算金を計上。赤字見込みのプロジェクトを抱えた際に計上する「受注損失引当金」も発生し、赤字幅が想定よりも拡大する。
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