ビジネスホテル「ルートイン」などを展開するルートインジャパン(東京)は、黒部市宇奈月温泉にあった旧宇奈月国際ホテルを改装した「グランヴィリオホテル宇奈月温泉」を2022年9月28日にオープンすると公表した。
グランヴィリオホテルは改装前に64室だった客室数を100室に増やす計画だった。ところがオープン時期が後ズレする中で、客室数は111室に増やすと公表してきたが、最新の情報では81室でオープンするらしい。
もともとの客室数から50室ほど増やす計画をつくり、最終的にそこから30室を減らすというのは、素人目には大きな計画変更に見える。
一体、何があったのだろうか。アフターコロナでもコロナ禍から引き続いて少人数での旅行というトレンドが続くと当て込み、部屋数を多くとろうとしているのかと思っていたが…。
開業予定、当初は21年7月も…後ズレ
このホテルはコロナ禍で経営に打撃を受けた立山黒部貫光(富山市)からルートインが買い取ったのだが、オープン時期も当初は2021年7月を予定していたところ、度重なる延期で22年9月末になった。
この辺りから見ても、新型コロナウイルスの感染拡大の長期化や資材価格の高騰といった逆風の中、宿泊業者が思う通りに事業を運営できない労苦が透けて見えるようである。
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