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「ちょうどいい」詰めこんだ玉手箱/寺中町の新築住宅

家を建てる時って「あれ欲しいかも」「これあったら便利かも」「それあったら使うかも」とリクエストが増えてしまいがち。

でも、たくさんの「かも」はホントに必要かなあ?そう考えるアナタに勧めたいのが、この家です。

敷地は92㎡、2階建ての延べ床面積は86㎡で、どちらも30坪を切ります。

そう聞くと、狭いように感じるかもしれませんが、屋内に入って抱く印象は少し違います。広いLDKに3つの居室、2つのトイレ…。限られたスペースを過剰に飾らず、生活に欠かせない設備や空間に充てているため、思いのほか広く感じます。

等身大の家

むしろ、家族の人数が少なかったり、子どもが幼かったりする方にとっては、等身大の家だと言えるでしょう。

そうそう、浦島太郎が開けてしまった「玉手箱」って、大事な小道具を入れておく美しい箱のことらしいですよ。

この家は「自分に ちょうどいい」暮らしを求めるアナタの、玉手箱のような居場所になるかもしれません。

住所  金沢市寺中町イ72番地21

価格  2,750万円

筆者のつぶやき

家を買うって、けっこうなギャンブルなんだよなあ。

だって、家族がこれからどうなるかなんて正確には分からないし。お兄ちゃんが高校から県外に行くかも知れない。お姉ちゃんが大学を出てもずっと実家に住み続けるかも知れない。もしかしたら兄弟が増えるかも知れない。

そもそも、自分がこれからどうなるかすら分からない。転職するかも知れないし、会社が潰れて路頭に迷うことになるかも知れない。

それなのに、固定された大きさ、間取りの家を買って、後に家族の実情に全く合わなくなることも有り得る。

でも、何にも代えがたい魅力が住宅にあるのも事実。やっぱり、家族それぞれが「自分の居場所」と感じられる場所を持つことって、安心感を生むと思う。

不確実性が高い中での住まい選びでは、とりあえず今の「ちょうどよさ」を大切にするのも一案かもしれない。じゃないと、いつまでも一歩を踏み出せない。必要なら後で増築したりリフォームしたりもできるのだから。


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    1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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