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【写真グラフ】大野湊神社の夏季大祭(金石夏祭り)、23年8月6日「お祭り広場」は大盛況

2023年8月6日、金沢市の大野湊神社の夏季大祭(金石夏祭り)は最終日を迎え、午後5時ごろからは金石バスターミナル付近で「お祭り広場」が行われた。

初めてその様子を見た筆者からすると、金石住民の「総力戦」という感じがして面白かった。

能登方面や富山県西部と比べ、金沢市内の祭りは歴史的に大人しいものが多い。その中にあって、金石の祭りは港町だからか、もともと金沢市から独立していたからか、異色の盛り上がりだと感じた。仕事の関連で訪れたのだが、それを抜きにして随分と楽しんでしまった。

観光行事化されておらず、あくまで住民のための祭り、という雰囲気が良い。

それでは、祭りの様子を写真で紹介しよう。

入場

加賀鳶梯子登り(石川県指定無形民俗文化財)

よさこい

米上げ

子供奴(金沢市無形民俗文化財)

悪魔払い

最もたくさんの人が集まっていたようだ。近くに「今年が最後の出演となる息子の父親」みたいな方がいて、その成長ぶりに泣いていた。家族の成長を実感する一材料になるほど生活に根付いている祭りって、良いなあ。

獅子舞(金沢市無形民俗文化財)

木遣歌(大木遣)

これから1年も、良い年でありますように。

夏季大祭は8月第1日曜までの3日間

大野湊神社の夏季大祭は毎年8月の第1日曜を最終日に、その前々日から3日間の日程で行われる。

同神社のホームページによると、同神社の御祭神のうち、天照大御神、猿田彦大神(佐那武大神)は元々宮腰(現金石)に鎮座していたが、1252(建長4)年に社殿が火災に遭い、離宮八幡宮(現在の社寺)に遷座された。

当時の宮腰(金石)の氏子は遷座を悲しみ、いつかもともとの場所の海岸へ帰ってきてほしいと願った。

しかし、海岸の浸食や経済的な事情から実現できず。せめて年1回、金石に帰ってきてもらい、感謝の念を捧げようということで、仮殿を浜に建てるようになったのが夏季大祭(金石夏まつり)の始まりという。

    1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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