北陸電気工業、民事再生のJOLED絡みで23年3月期に20億円の特別損失を計上へ

北陸電気工業(富山市)は2023年3月期決算に、取引先で、民事再生手続きの開始を申し立てたJOLEDに関連した特別損失20億400万円を計上する。

2015年度から取引関係

JOLEDは2023年3月27日に、東京地裁へ民事再生手続きの開始を申し立て、弁済禁止の保全処分・監督命令が発令された。

北陸電気工業は2015年度からJOLEDにモジュール部品を納入してきたため、ここで損失処理を行うことになった。20億円の内訳は売掛債権10億900万円、棚卸資産5億8,200万円、部材などの発注残4億1,300万円となる。

業績予想を下方修正

20億円の特損を計上するのに伴い、業績予想を下方修正した。売上高は前回予想比4億円減の456億円、営業利益は1億円増の27億円、純利益は18億円減の5億円とした。


ちなみに筆者も北陸電気工業の株式を少し保有している。最近は上昇基調にあり、含み益もどんどん膨らんでいたのだが、残念である。

ただ、自動車の生産は回復しているし、JOLEDのマイナス影響がこれほど大きく出るのは今回だけで、今後の影響は小さいとみている。もしも株価が下落したら買い増すスタンスで臨みたいと思う。

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