東証プライムに上場するサンウェルズ(金沢市)の株価の下落が止まらない。
サンウェルズを巡っては2024年9月に共同通信社が診療報酬の不正請求疑惑について報道。同社は即座に否定して調査を進めているが、11月6日の大引け後に9月中間決算の公表を延期すると発表した。
すると、翌7日に年初来安値を付け、さらに8日も下落が続き、連日で年初来安値を更新することとなった。
2024年に入ってからの値動きは上の画像の通り。
8月28日に年初来高値の3,095円をつけた後、9月頭に共同通信社が不正疑惑を報道すると急落して1,400円台に。じりじりと値を戻したが、決算延期を受けて暴落した。11月6日の終値は前日終値より7.28%(102円)安い1,300円で、日中に1,265円の年初来安値をつけるに至った。年初来高値からみて6割安の水準だ。
サンウェルズは実態調査を進めているが、値動きからすると株式市場関係者は「クロ」の見方が優勢となっている。ネット掲示板やSNSでは「もしも現段階で『シロ』なら、自信をもって調査の途中経過を示すはず。示さないまま決算を延期するということは…」という意見がみられた。
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