倉庫精練株を大量購入の投資会社、持ち株を全て売却/これですんなり「完全子会社化⇒上場廃止」か

倉庫精練(金沢市)を完全子会社にして非上場化するため、親会社の丸井織物(中能登町)が実施したTOB(株式公開買付)に、直前になって倉庫精練株を大量に買い集めた投資事業のPanopticon Investment(東京)が応募していたことが分かった。

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Panopticonは2022年8月29日~9月12日、8度に分けて株式を買い付け、発行済み株式総数に占める保有比率は6.10%に高まっていた。

ところが、9月21日に市場外で持ち株の全15万6,000株をTOBに応募して処分した。処分時の単価は430円だった。

株価ボード

Panopticonは429円、430円で取得しているので、計算上いくらかは儲かったとみられる。しかし、買い付けに手数料がかかっていたら、利益は大きくないはず。

結局、買うだけ買って丸井織物に渡しただけ、のような気がする。何のために買い集めたのだろう…。不思議だが、とにかく波乱の要素はなくなり、すんなりと「完全子会社化 ⇒ 上場廃止」の流れになりそうだ。

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