鶏卵価格が1年前から何倍にも高騰している中、650円で卵と白米が食べ放題の「たまごかけご飯定食」が金沢市内で食べられる。
提供しているのはJA金沢市が経営する直売所「ほがらか村 野田店」（金沢市野田町）。数年前に利用者が書いたブログでも料金が650円になっているので、このご時世でも価格を据え置いているということだ。
おかずと漬物、味噌汁が付く
2023年5月14日に初めて訪れてみたところ、卵は福井産、白米は石川県産、鳥の唐揚げが2つと漬物、味噌汁が付いてきた。
白米は大きめの茶わんに入ってくる。1杯に、おそらく一般的な茶わん1.5杯分は盛られて出てくる。普通なら、1杯で十分なぐらいの量なのだが、上の写真のように醤油が4，5種類あるので、試してみたくなる。
結果、2回もおかわりし、3杯も食べてしまった。普通の茶わんなら5杯分に近いか…。いや、食べすぎ。
食の細い息子がバクバク食べた
さて、その味は具体的なエピソードで紹介しよう。
我が長男(6)は普段からどうにも食が細く、ヒョロヒョロしているのだが、ほがらか村では大きなおにぎり1個とコロッケ1.5個を早々に食べ終えた。「おいしい、おいしい」と言いながら、筆者の唐揚げや卵かけご飯にまで手を伸ばした。
子どもの味覚は大人より繊細で、しかも食に執着心の少ない我が子が食い気味になるのだから、筆者のバカ舌では分からない味わいがあるのだろう。
難点は飲食場所の位置か
難点を挙げるとすれば、まずは席の位置か。
飲食できる場所は店舗に入ってすぐ左手にあり、飲食店やフードコートというよりは、直売所の一角を切り取り、十数席を設けただけの簡素な造り。食べていても、何となく落ち着かない感じはある。
飲食店と捉えると幾つか気になる点もあるが、これを「イートインコーナー」と見れば、まあこんなものか、といろいろ割り切れる。コスパは十分に満足できるので、一度、足を運んでみてはどうだろうか。