しまむら(さいたま市)は2022年3月下旬、女性向けファッション雑貨を扱う店「シャンブル」を、野々市市内に出店する。シャンブルが石川県内にできるのは初めてとなる。
※続報は以下のリンクから
シャンブルは総合衣料品販売店のしまむらが2000年に初めて手掛けた業態。ファッション、インテリア、キッチン、ビューティーなどのジャンルの商品を販売する。しまむらグループらしく、ファッションは毎月、新作を店頭に並べるという。
出店場所は野々市市の「中林土地区画整理事業63街区1外」。
近くには同じく雑貨店の「ルネ ファミーユ」や「B&Bハウス」、「サンパ」などもあり、さらに雑貨店が集積することになる。
会社としての「しまむら」は1953(昭和28)年設立で、東証1部上場。2021年2月期の連結売上高は5,426億円、従業員数は1万8,204人、店舗数は5業態(しまむら、アベイル、バースデイ、シャンブル、ディバロ)の合計で2,054店となっている。
このうち、シャンブルは全国に95店あり、北陸では福井県内で小浜市、鯖江市に各1店を置く。富山県内では2021年12月、高岡市問屋町に「高岡店」がオープンした。
あれ???店舗の立地に特徴が…
さて、しまむらとシャンブルの概要を書くために店舗一覧を見ていると、面白いことに気付いた。
シャンブルは北陸だと高岡、野々市、鯖江、小浜に出店する。近県で滋賀県では長浜市のみ、大阪府では茨木市のみ、静岡県では焼津市、掛川市のみに出店。このほか、東京都では青梅市、あきる野市、神奈川県では伊勢原市にのみ店舗を持つ。
多くの都道府県で県庁所在都市を避けているように見えるのだ(新潟市、神戸市、奈良市など県庁所在都市にも店舗がある例はある)。
素人目で考えると、先行して全国展開している「ファッションセンターしまむら」(全国に1,430店)との自社競合を避ける意味合いから、店舗の多い県庁所在都市を避けたのだろうか。また、石川県内の初出店場所が野々市の区画整理事業地内ということから、若い世代の多い街を選んでいるのだろう。
いずれにせよ、筆者は男性だが、完成・オープンが非常に楽しみだ。