2300~3000年前、縄文時代晩期の集落跡地にできた公園。柱など遺構の一部が復元されており、肩ひじ張らずに歴史を感じられる公園となっている。
現地の看板によると、明治から大正にかけて行われた耕地整理の際に遺跡が見つかった。
1980(昭和55)年の金沢市教育委員会の発掘調査で、半分に割った柱が約250本、丸太の柱45本などが出土。最も太い柱は直径が85cmもあったらしい。
「全国初」の発見も
金沢市ホームページによると、環状木柱列(かんじょうもくちゅうれつ、空から見て柱が円周上に並んでいるもの)は直径約60~90cmのクリの巨木を縦に半分に割り、切断面を外側に向けて直径約7mの円形に立て並べた、全国で初めての発見だった。
遺跡の中心部が「チカモリ遺跡公園」として整備された。公園に隣接する市埋蔵文化財収蔵庫には、チカモリ遺跡をはじめ、市内の遺跡から出土した遺物を時代別に展示してある。
出土遺物のうち、チカモリ遺跡出土の柱根57点は石川県指定文化財に指定されている。
ちなみに、公園の植生はある程度、当時の状況を考慮して植えてあるらしい。言われないと分からないけど、興味ある方は見てみてほしい。
金沢市新保本5-47
駐車場 | なし |
自動販売機 | なし |
トイレ | 隣接の収蔵庫の屋外にあり(夕方以降も使用可) |
禁止事項 | バットを使うボール遊び、自転車の乗り入れ |
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