【突然ですが問題です】金沢市内にある53小学校で、最も校区の人口が多いのは、どこでしょう?

【突然ですが問題です】金沢市内にある53小学校で、最も校区の人口が多いのは、どこでしょう?

経済記者生活が長かったからか、グラフや表を見て、それを加工して何か新たな「気づき」がないか考えてニヤニヤするという変態的な癖が身に着いている。

今回は金沢市オープンデータを基に、同市にある小学校の校区別人口(2022年7月1日時点)を並べ替えてみた。

別に人口が多いから偉いとか、少ないから偉くないとか言うつもりはない。自分が住む校区は金沢市内で何番目に人が多いのか(少ないのか)、単純な豆知識やクイズとして楽しんでもらえれば幸いである。

それでは、人口の少ない順に紹介していく。

31~53位

こうして見ると、山間部が少ないほか、例えば馬場、大野町など歴史のある街で校区人口が低位にとどまっていることが分かる。

11~30位

20位の西南部から、校区人口が1万人を超えてきた。パッと見た感じでは南の方の小学校が多そうだ。

そして、杜の里、田上がそろってトップ20入り。この勢いを見ると、隣接エリアで2023年4月、新たに「朝霧台小学校」が開校するというのもうなずける。

トップ10

いよいよトップ10の発表である。

正直に言うと、筆者は米丸か大徳あたりが最も多いと予想したのだが、実際は諸江町だった。

1位の諸江町の校区人口は、53位の医王山の校区人口の30倍に当たる。同じ金沢市内でも、これだけ環境が違う。一口に「金沢」と言っても市街地だけではなく、山があり、海があり、それぞれの場所で人々が多様な営みを繰り広げていることを再認識させられた。

さらに、人口と世帯数を見比べると分かること

面白いのは、この校区人口のランキングの他に、校区別の世帯数のランキングを作って見比べると、順位が少し入れ替わることだ。

人口

世帯数ランキングになると順位を上げる校区は人口に比して世帯数が多く、順位を下げる校区は1世帯当たりの人数が多めということになる。

この点、校区人口が4位だった中央は、世帯数だと2位に浮上する。泉や兼六など、どちらかと言えば市街地にある校区も、同じく順位を上げている。察するに、単身赴任者を含む転勤族、子どもが独立して手元を離れた高齢者のみの世帯が多いということだろうか。

一方、同じく順位を上げた中には杜の里や戸板がある。これらは比較的若い世代が多い街で、子育て前の新婚夫婦、結果的に子ども2人を生むのに現状では1人しかいないというような家庭が多いことを示しているように思う。

校区別の人口と世帯数、この2つを見比べるだけでも、随分といろいろなことが分かり、想像できるものだ。

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