能登半島地震、被害棟数は7万6,000棟ほどの見込み/JA共済連の調査/共済金の支払額は阪神・淡路大震災、熊本地震と同じく1,000億円超えか

能登半島地震、被害棟数は7万6,000棟ほどの見込み/JA共済連の調査/共済金の支払額は阪神・淡路大震災、熊本地震と同じく1,000億円超えか

JA共済連(全国共済農業協同組合連合会)によると、2024年1月1日の能登半島地震における被害棟数は、北陸3県と新潟県の計4県で7万6,000棟ほどに上るという。

JA共済連による被害見込みは以下の通り。

JA共済連では地震後、100人規模の職員を能登へ派遣し、損害を調査してきた。上の表にある数字は2024年1月15日時点のもので、これから増える可能性があるらしい。

その結果、現状では共済金の支払い件数が10万件、支払額が1,000億円を超える規模になる見込み。

これを過去の主な地震災害時における支払い実績と比べると、2011年の東日本大震災が9,376億円で突出して大きいが、阪神・淡路大震災(1,188億円)、熊本地震(1,487億円)と同程度か、もっと大きくなってしまう可能性がありそうだ。

国分 紀芳

国分 紀芳

1985年生まれ。石川県出身。慶應義塾大学商学部を卒業後、地元新聞社に入社。キャリアの大半を経済記者として過ごす。2022年2月に独立・起業した。

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