津田駒工業の2022年11月期(通期)、4期連続の赤字見通しに / 無配を継続

津田駒工業の2022年11月期(通期)、4期連続の赤字見通しに / 無配を継続

繊維機械メーカーの津田駒工業(金沢市)は2022年1月17日、22年11月期(今期)の連結業績が4期連続の赤字となる見通しを発表した。

同社は今期も21年11月期の受注減の影響が継続するとみている。赤字幅は21年11月期から縮小するが、営業、経常、純損失はいずれも黒字に届かない見込み。無配を継続する。

売上高営業損益純損益
21年11月期実績27,796(33.3)▲3,723( – )▲4,495( – )
22年11月期予想35,500(27.7)▲1,100( – )▲1,100( – )
単位は百万円、▲は損失、カッコ内は対前期比増減率

21年11月期の連結決算は工作機械関連事業が黒字だったものの、全社売り上げの8割を占める繊維機械事業が投資費用増もあって赤字になった。

繊維機械事業は主要市場のインドで下期の受注が回復したが、中国は設備投資計画の遅れや電力供給の制限を受け、受注、売り上げとも計画を下回った。

損益面は特別利益に保有株式の圧縮による投資有価証券売却益1億9700万円を計上した。

一方、特別損失としては、保有株式の値下がりで評価損が5億5900万円とさらに大きかった。しかも固定資産の減損損失(ほとんど役立たずとなった設備などの価値を帳簿上で減らすこと)で3億3300万円も計上することになって利益を押し下げた。

何だか、踏んだり蹴ったりの感じである。

中国・四川省に連絡事務所を開設し、イタリア・ミラノの子会社の営業を始めるなど、積極策も売ってはいる。

新社長に山田取締役、COO(最高執行責任者)を兼務

津田駒工業は17日の取締役会で、山田茂生取締役(60)が社長に昇格する人事を決めた。2月25日の株主総会、取締役会で正式に決める。

山田氏は石川県出身で、富山大学工学部を卒業後に津田駒工業へ入社。2014年に執行役員、16年に取締役となった。山田氏は社長と共にCOO(最高執行責任者)と法務・コンプライアンス室担当を兼ねる。

「COO」というのは簡単に言えば、日々の業務を実行する上での責任者ということ。さらに上位の概念として経営戦略などを策定する責任者が「CEO(最高経営責任者)で、今回の津田駒工業の人事の場合、社長を退任して会長に就く高納伸宏氏(67)が兼ねることになるらしい。

2004年から社長、15年から会長を務める菱沼捷二氏は相談役に就く見通し。

株価は1年前から3~4割下落

津田駒工業の株式の17日終値は591円。

1年前は900円前後、コロナ前の2年前は1200円台だったので、赤字が縮小傾向にあるとは言え、株価は右肩下がりになっている。ちなみに、1年前からの下落率を計算してみると、ざくっと3~4割となっている。

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