新築工事中の地場雑貨店「アミング」野々市店(仮称)が、2023年3月1日にオープンする見通しとなった。それに先立ち、金沢市の高尾店が2022年11月20日に閉店する。
新店の建設場所は野々市市西部中央土地区画整理事業地内で、国道8号に近く、スーパーUSAや金沢脳神経外科病院の近くにある。
現地では食品スーパー「どんたく」や百円均一の「セリア」などが、それぞれ独立した棟で建ち並ぶ予定の区画の整備が進む。
表示を見る限り8棟ができるようだが、現状、現地を眺めても「一番大きい建物が『どんたく』かなあ」と想像できるぐらいで、どの建物がどんなテナントなのか判然としない。
ただ、下の写真を見て分かる通り、どんたくも2023年3月オープンということは分かる。アミングのように3月1日オープンかどうかは不明だが、せっかく8棟も並ぶのだから、開店日はある程度そろえるだろうと思う。
高尾店は20年間の歴史に幕
野々市店オープンを前に、金沢市三馬1丁目にあるアミング高尾店は11月20日、20年間の歴史に幕を下ろす。
高尾店では現在、閉店セールを実施している。10月18日は定休日で、10月19日に閉店セール第2弾が始まる。
※高尾店のその後に関する続報は、姉妹サイトの以下の記事を参照されたい
1店つくると、1店が閉店に?
最近のアミングは石川県内での事業展開として、1店を出すと、代わりに1店を閉めているようだ。
例えば、2020年5月に金沢保古店をオープンする際には、アピタ松任の敷地内になった既存店舗を閉めた(その跡地はPC販売店になった。下のリンクを参照)。今回も、野々市に出店する前に高尾店を閉める。
察するに、石川県内の雑貨の市場規模は限られており、人手不足感も強まる中で無理に店舗数を増やしても収益や人材確保の麺で厳しくなるとの見立てがあるのではないか。
個人的に、雑貨店は、ゆったりとした温かな空気感であるからこそ客が集まる。人手が足りなくてスタッフが走り回り、殺伐とした雰囲気でもあろうものなら、雑貨店としての空間づくりでは失敗と言えそうだ。そういう意味で、1店を出すに当たって1店を閉める方法には、個人的に好感を持っている。