行き交う北陸新幹線と北陸線、はしゃぐ子どもたち。
野々市市二日市5丁目の「つばきの郷公園」は、野々市市のホームページによると、同市で2番目に大きい公園で、同市で最も大きい遊具がある。
それが下の写真。
まあ確かに大きいのだけど、お隣・白山市にはおそらくもっと大きいだろう遊具が幾つかあるので、あんまり期待を持ってハードルを上げて行くとガッカリするかも。
むしろ筆者が思ったのは、すぐ隣を線路が走り、時たま電車が通るロケーション、下の写真のように広い芝生広場が幾つかあること、そしてそれほど混んでいない穴場的な魅力を感じた。
あとはちょっとした段差部分にスロープが設けられているので、ベビーカー利用者も安心だ。
では、そんな素晴らしい公園が、なぜ空いているのか。
正直、つばきの郷公園の立地は分かりにくい。野々市駅の南西側で、国道8号にも近いのだが、如何せん、どこから来ても裏通りで住宅街の中にあるので、土地勘のない人からすると、なかなか場所が分からない。
仮に国道8号から車で来たとすると、ポルシェセンターがある「二日市」交差点を西側(海側)に入り、道なりに進む。右手にアリスこども園がある交差点かスギ薬局がある交差点で右折し、しばらく進むと見えてくる。駐車場は30台分ぐらいある。
「二日市イシバチ遺跡」
ちなみに、ここも野々市市役所横の「あらみや公園」と同じく、遺跡の上に整備されている。
「二日市イシバチ遺跡」というらしい。現地の看板によると、弥生・古墳時代の遺跡で、竪穴建物23棟、掘立柱建物15棟などが確認された。集落の中心から南西に150m進むと、古墳の一種「方墳」が7基あるらしい。
ただ、遺跡であることを思わせるのは看板ぐらいで、他には何の面影もないのが、やや寂しい。今から1800年前、そこで生活していた人々がいた。その上が今や公園になり、すぐ隣を最新の新幹線が走る、というのは何だか不思議な感じだ。