北陸信越運輸局が2022年3月15日に公表した宿泊旅行統計調査(2021年分)の結果によると、北陸3県の延べ宿泊者数は926万人となり、20年比7.3%減だった。新型コロナウイルス拡大前の期間に当たる19年と比べると、46.0%減の低水準となる。
北陸3県の延べ宿泊者数は21年が926万人、20年が1,000万人、19年が1,715万人だった。このうち外国人延べ宿泊者数は21年が4万人、20年が26万人、19年が144万人となっている。外国人比率は21年が0.4%で、20年が2.6%、19年が8.4%。
15年の北陸新幹線金沢開業から20年初頭のコロナ禍までの間、特に金沢市ではホテル開発がラッシュとなった。
当時の金沢市内では、長く塩漬けだったオフィスビルの跡地にホテルが建設される様子を、そこかしこで見たものだ。
石川県内の宿泊施設は15年が65%、16年が63%、17年が64%、18年が63%と4年続けて60%台に乗せたが、19年には59%に落ち、コロナ禍で20年に34%、21年に31%へ落ち込んだ。
客室稼働率、富山が石川を逆転
21年の客室稼働率は富山県が34%で石川県を上回った。富山が年間の客室稼働率で石川を上回るのは、かなり久しぶりだろう。
富山はビジネス客が多く、宿泊需要は比較的底堅い。もちろん、富山の宿泊業者の懐具合が厳しいことは確かだが、もともと観光客比率が高く、この数年で新しい宿泊施設ができて客室数が急増した石川の業者が、さらに苦しい状況にあるのは数字を見る限り明らかだ。