私的整理手続きに踏み切ることになった日医工(富山市)の株価の下落が止まらない。2022年5月13日の終値は522円で、Googleファイナンスによると、年初来で28.0%、直近5年間で68.8%の暴落ぶりとなっている。

読売新聞朝刊が日医工の私的整理検討を報じたのは、今月(2022年5月)12日。日医工の株価は11日終値が772円だったが、報道と「検討は事実」との公式コメントを受け、ストップ安水準まで下落。12日終値は制限値幅の下限の622円となった。
13日も引き続いて売り注文が大きく、日中は値段がつかず、ストップ安水準で張り付いた。結局、終値は前日と同じく制限値幅いっぱいの522円だった。
ちなみに、直近5年の最高値は2018年12月14日の1,887円。その値段と比べると、13日終値は72.3%下落したことになる。
13日の時間外取引 一時38.1%暴落
13日の大引け後の時間外取引の値段を見て、さらに驚く。時間外取引は参加者が少ないので参考値ではあるのだが、最安値は13日終値の522円から38.1%安い323.1円まで下落したのだ。
結局、339.1円まで少し戻したのだが、つい2日前の終値772円から半値の水準である。
株は自己責任とは言え、保有している人が気の毒でならない…。
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