【北陸経済】コロナ禍のバス、タクシーの廃業が20件に

勘違いする人はいないでしょうが、北陸のタクシーではありません

北陸信越運輸局がまとめた管内(新潟、長野、富山、石川)バス・タクシーの輸送状況によると、2020年1月~21年7月の19か月間、コロナ禍の影響でバス・タクシー事業者の廃業が10件あったことが分かった。

乗り合いバス(一般路線バス、高速路線バス)の廃業は新潟で1件、貸し切りバスは9件(新潟2件、長野5件、富山1件、石川1件)だった。

一方、タクシーは法人向けが4件(長野2件、富山2件)、個人向けは6件(新潟5件、石川1件)で、最も多いのが貸し切りバス事業者となっている。

一方、休業は貸し切りバスが1件(新潟)、法人タクシーが2件(新潟1件、富山1件)、個人タクシーが3件(長野1件、石川2件)だった。

以上を県ごとにまとめると、次の表になる。

新潟長野富山石川合計
廃業8件7件3件2件20件
休業2件1件1件2件6件

廃業件数が最も多かった貸し切りバスの運送収入はどのような状況なのか。石川県を例にとってみる。

コロナ禍前の2019年は最も多かった10月が6億9054万円、最も少なかった1月が2億4970万円である。コロナ禍1年目の20年は最大が11月の2億8571万円、最小が5月の5433万円で、大きく減少している。

ちょうど、19年の最も収入が少なかった月が20年の最も多かった月と同程度となっている。

ちなみに、21年は1~6月がいずれも1億円台で、7月が辛うじて2億円台となっている。

コロナ禍に入る直前、北陸では新幹線の開業効果やインバウンド(訪日外国人旅行者)の増加を受け、貸し切りバスの需要が高まり、事業者は忙しかった。少数ではあったが、増車していたバス事業者もあった。

こうした事情から、ここ1年半は需要の急減に対して供給量が上回っている状況が続き、各事業者の収支の悪化に拍車を掛けているようだ。

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